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​ようこそ村山研究室へ

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​ようこそ村山研究室へ


 学生が潜在的に持つ能力を自らのチカラで発火させる学びの仕組み(イグナイト教育)と環境づくりを心がけて取り組んでいます。

 我々の研究室では、健康な社会を築くための仕組み構築を研究の柱として、運動の解析や社会調査を行っております。運動解析班は筋電図、フォースプレート、ビデオ画像解析、脳波計などを用いて運動における様々な事象を捉えながら解析を行っています。社会調査班は、県や市など行政からの受託研究や民間企業・団体からの依頼に基づく調査を行っており、阿賀町での地域資源を活用したアウトドアツーリズムや出雲崎町との交通安全を通じたまちづくりなどのプロジェクトにも積極的に取り組んでいます。

 これら研究は全て健康的な社会基盤の整備と仕組み構築に向かいます。研究室を卒業した院生らは教育現場・病院・企業など幅広い分野で活躍しており、研究を通じて実社会に向けた教育を行っています。



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​〜ラボ訓〜 自由の潮風が吹く
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~院生からのメッセージ~
 私たちと一緒に楽しく研究に取り組みましょう!まずは自分が何をしたいのか、どんなことを追求したいのかをじっくりと語り合いましょう。仲間と話し合うことは自分の頭を整理することにつながります。私たちはいつも仲間や先生とじっくり話し合います。時にはぶつかりあうこともありますが、いつも最後は必ずゴチャゴチャしていた頭の中が整理されています。そこから良い研究が生まれるのだと思っています。村山先生はいつも熱く指導して下さるので、院生の私たちも背中を押されるように研究へのめり込んでいきます。そんな時間が楽しくてありません。そして、社会に出たらここで学んだことを基にして仕事に取り組んでいきたいです。

〜メッセージ〜
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 院生の一人ひとりが自分で明確にテーマを設定して研究に取り組んでいます。

 ある院生は地域の健康教室に出向き、参加者のみなさんと一緒に運動しながら高齢者の体力を分析しています。また、ある院生は行政の健康づくり事業に携わりながら健康社会の仕組みづくりについて研究を進めています。

 工学部と共同で高次神経活動の分析をしている院生、医療機関と共同で予防医療の仕組み作りに関わる院生、地域に点在する健康づくり施設と共同で取り組む研究を行う院生、競技特性に着目した運動解析を行う院生、取り組むテーマは様々ですが、共通する点は「健康」と「仕組み構築」。
 我々は社会が健康的でより快適な環境であることを目指して研究に取り組みます。

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子どもの運動機能・発育発達に関する研究
県内の幼児を対象に運動機能測定を実施しています。県内の幼児を対象に運動機能測定を実施しています。昨今は子どもたちの体力低下が危惧されていますが、実際の現状を把握し、運動機能を伸ばすための具体的な方法を探ります。
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運転技能・交通技術に関する研究
日産自動車との共同研究による交通安全環境整備の研究です。
研究には,新潟県警察,新潟文化自動車学校,日産自動車,新潟健康増進財団の皆様からご協力頂いています。
我々の研究には様々な分野の沢山の方々との関りの中から取り組むことができています。
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SDGsと地域づくり
持続可能な社会を目指して研究成果を社会還元していきます。特に地域や人を視点として研究活動やプロジェクトを立ち上げながら取り組んでいきます。​
​そして情報発信をしながら広くSDGsへの理解を広めることも合わせて取り組んでいきます。そのためには我々の研究室だけでなく、様々な分野の研究室と協力しなが進めます。
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健康社会デザイン
健康は人類共通の願いです。そのためには個々の取り組みも大切ですが、大きな枠組みとしての仕組みづくりも重要だと考えます。​
​研究室の各グループが取り組んできた成果は、地域の健康社会デザインとして還元していきます。

研究への取り組みに対する考え方
~Laboratory Social Responsibility ~

LSR宣言
 我々研究室は研究室の社会的責任の下、研究成果を地域貢献のために還元していきます。
「質の高い健康的な生活をおくるための環境整備」を大目標に掲げて研究に取り組んでいます。「健康」については、多様的・多面的に捉えながら取り組まなければならないと考えており、そのため我々の研究室では、①運動機能解析系、②社会調査-仕組み構築系、③教育科学系の3つの研究カテゴリーを構成しており、最終的にそれぞれの研究カテゴリーから得られた結果を集約して現場に応用していこうと思います。
院生はそれぞれの研究カテゴリーのなかで自分の研究テーマに取り組んでおり、時にはカテゴリーを跨いで意見交換や共同研究を行っています。
また、各カテゴリーを支えているのが統計的手法です。昨今は、技術や機器の進歩によって得られるデータも格段に増えました。これら取り扱うビックデータを判断誤らぬように活用する為にあらゆる統計での解析に挑戦していきます。

研究カテゴリー① 運動プログラムや評価法の開発を目指した運動機能解析研究(運動機能解析系)
 筋電計や脳波計など生体情報から運動解析を行っています。幼児から高齢者まで幅広い年齢を対象としながら運動機能について探求しています。
~実績~
*足圧分布と重心移動軌跡に着目した漸増課題遂行運動の歩容解析(2017村山)が日本体育学会第67回大会測定評価専門分科会にて優秀発表賞受賞
*高齢を対象とする交通事故抑止を目的とした運動機能評価について(2016坂口)が日本体育測定評価学会第16回大会にて優秀発表賞受賞
高次脳機能に着目した複数課題反応時間テスト法の提案(2016四家)が日本体育学会第67回大会測定評価専門分科会にて優秀発表賞受賞
*中高齢者のロコモティブシンドローム予防に向けた筋収縮時間評価法の提案(2014村山)が日本体育学会第65回大会で 優秀発表賞受賞
*足底知覚トレーニングが股関節ストラテジーに及ぼす影響(高野2014)が日本体育学会第65回大会で優秀発表賞受賞
*高次神経機能に基づく運動制御評価法の開発(村山2013)が上月財団第11回スポーツ研究助成にて採択
*体力測定からみた地域高齢者の下肢機能(尾山2013)が日本体育学会第64回大会で優秀発表賞受賞
*歩行時の傾斜角度による姿勢変化について(吉田2012)が日本体育学会第63回大会で優秀発表賞受賞


研究カテゴリー② 健康的な生活を送る社会を目指した環境整備と仕組みづくりの研究(社会調査-仕組み構築系)
 社会の現状を知り、どのような仕組みが目指す環境へ導くのかを探ります。運動機能解析系で得た結果を反映させるのもこのカテゴリーの役割です。主に行政や企業との連携が研究を支えています。
キーワードはリレーションシップデザイン
~実績~
*人材交流を目的とする温泉利用指導者・入浴指導員のネットワーク構築の取り組み(池山2013)が第39回一般財団法 人日本健康開発財団助成研究にて採択
*地域住民の行動変容を目指した温泉資源と地域環境の活用による保養モデルの開発(村山2012)が第38回一般財団法人
 日本健康開発財団助成研究最優秀賞受賞


研究カテゴリー③ 子どもたちへの健康教育に関する教材開発や評価法の提案などの研究(教育科学系)
 未来の健康社会を築くのは子どもたちです。子どもたちへ正しい健康教育をおこなうための取り組みを行います。平成23年度から新潟市保育者研究会と情報交換・意見交換を行っており、平成26年度からは現職教員が所属してこれらテーマについて研究に取り組みます。私たちは子どもの運動機能低下を「コドモティブシンドロ-ム・子どもティブシンドロ-ム」として抑止に向けた取り組みをしています。
~実績~
*児期における動的平衡性と家庭環境の関係が(2017亀岡)が日本体育学会第67回大会測定評価専門分科会にて優秀発表賞受賞
*低・中強度の運動遊びと認知機能の関係(2015菅原)が日本体育発育発達学会第14回大会にて最優秀賞受賞

それぞれのカテゴリーを支える統計手法
 運動機能解析系も社会調査-仕組み構築系も、最終的には統計手法を用いて解釈していきます。例えば、歩行運動解析にはEMアルゴリズムから最適なクラスター分けを行い、次にk-means法によってクラスタリングを行う方法で逸脱動作の判別を行ってきました。また、ネットワーク構築の研究においてはヒアリング調査からカード構造化法によって意見を集約し、さらには健康意識調査を共分散構造分析から得たパス図から仕組み構築を行う提案をしています。
これら統計的手法による手順・取り組みが最適かも議論しています。

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